みなさんこんにちは!湘南平塚のパーソナルジム キノスラの藤倉です。今日のお悩みはコチラ
サーフィンでパドリングしてるとすぐに疲れちゃうよ。原因はなんなの?疲れなくなる方法があるなら知りたいな。
サーフィンのパドリング疲れる原因は3つ
パドリングを長時間やれば疲れるのは当たり前ですが、短時間でもぐったりして腕が上がらなくなってしまうのは原因があるはずです。その原因を大まかに3つに絞って紹介していきます
その1ースキル不足
初心者がまずぶつかるのはこの問題ですね。
パドルのスキルが足りていない為にがむしゃらに水をかいてひたすらに体力を消耗してしまう。パドリングには特に力を入れるポイントと抜くポイントがありますがそれがうまくONとOFFができずに力が入りっぱなしだと疲れ切ってしまうことが多いように感じます。
他にも海の上を進むのがサーフィンですのでバランスを取ろうと必要以上に体の力が入ってしまっていたり、重心のコントロールができずボードが暴れて水の抵抗が増えたり、一生懸命パドルしようとして無駄に水をかいてしまっていたりする場合も短時間で疲労してしまう原因になります。
これらを改善するにはまずパドリング自体のフォームやテクニックを学ぶ必要があります。
その2ー筋力の問題
そもそもパドルをするための腕や背中の筋肉が、弱いとすぐに疲れる原因となります。
パドルは水の抵抗に抗いつつ体を前に進ませる為に水をかいていきますから、水の抵抗に打ち勝つだけの筋力が充分に備わっていなければどんどん消耗していってしまいます。
パドリングに必要な筋力について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
その3ー使う場所の問題
スキルにも関係してくるのですが、パドルに使う筋肉が間違っていたりすると疲れやすくなる原因になります。
どういうことかというと、人間の筋肉は大きい筋肉と小さい筋肉とがあります。大きい筋肉は出せる力も大きく、疲労もしにくいです。対して、小さい筋肉は出せる力が小さく疲れやすい傾向にあります。
比較的、体幹部に近い筋肉は大きく、腕の末端に行くほど筋肉は小さくなります。だから腕の末端部分を使ってパドリングを行うとすぐに疲労感に襲われます。反対に体幹に近い大きな筋肉を使うことができればより長時間パドリングを行うことができるうえ、大きな力を発揮できるのでよりパワフルで速いパドリングが可能になります。
ちなみにたまにパドリングはインナーマッスルを使ったほうがいいと主張する方がいますが、インナーマッスルこそ小さい筋肉なので、疲労は早い上に大きなパワーも出しづらいです。そもそもインナーマッスルを選択的に使うってこと自体困難なんですけどね。
2種類のパドリング。疲れるのはどちらのタイプ?
パドリングにはアウトに出るときや移動するときにするパドルと、波に乗るためのスプリントパドルの2種類ありますよね。
両者の違いは持続時間と運動強度。移動のパドルは比較的動作はゆっくりですが、水をかいている時間は長いですね。反対にスプリントパドルは、動作時間は数秒ですが、波に追いつく為に力を入れて速くこぐ必要があります。まとめるとこんな感じ。
パドリングの種類 | 持続時間 | 運動強度(発揮する力) | 運動のタイプ |
---|---|---|---|
移動のパドル | 長い(1分〜) | 弱い(大きな力は出さない) | 有酸素運動 |
スプリントパドル | 短い(〜30秒) | 強い(力強く速い力発揮) | 無酸素運動 |
運動強度が低くて長時間行うものを有酸素運動、運動強度が高く、持続時間が短いものを無酸素運動なんて分類したりしますが両者の違いはエネルギーを作り出すシステムの違い。システムが違うからそれを向上させる方法も違ってきます。
早い話が、マラソンの選手と短距離の選手のトレーニング方法って当然違うよねって話。あなたが移動のパドリングで疲れやすいなら有酸素運動が苦手ということ。スプリントパドルで疲れてしまうなら無酸素系の運動が苦手ということです。
どっちが苦手かを見極めることであなたにあった解決策が導かれます。
パドリングで疲れなくなる方法
スキルをつける
パドリングが上手な人とそうでない人のスピードや持続時間って全然違いますよね。だからまずは練習すること。いかに効率的にたくさんの水をかけるか。それと水流をどこに作るかというのも大事かなと思います。
こういったスキルに関してはサーフィンスクールのコーチに教えてもらうのが正解かと思います。サーフィン歴が長い人でも一度見てもらうのはアリかもしれません。
筋力をつける
あなたに筋力が足りないようであればトレーニングで筋力を向上させることは可能です。それによって水の抵抗に打ち勝つことができるようになれば疲れづらくなる可能性は高いです。
また、小さい筋肉を使ってパドリングをしてしまうという人もパドリングを向上させるためのトレーニングプログラムを行うことでより大きな筋肉を使ってパドルを行うことが可能になります。
人間は普段使い慣れている筋肉や普段染み付いている動作を優先的に行う性質があります。だからトレーニングによってより大きな筋肉を使って動作を行うよう再教育することで、疲れづらい体の使い方に導いていくことも可能です。
パドリングで使われる大きい筋肉は、背部や胸部の筋肉です。例えば広背筋とか大胸筋とか。それらを使ってパドリングができるようになればちょっとやそっとじゃ疲れづらくなるはずです。
持久力をつける
持久力を向上させるのもパドリングで疲れづらい体を手に入れるための一つの方法です。
移動のパドルが苦手なら有酸素系の運動をすることで持久力が向上します。例えば波のない日に長時間パドリングの練習をしたり、自転車を長時間こいだりといったトレーニングです。強度の低い運動を長時間行うことで心肺機能が向上するので長時間パドリングしても疲れない体になります。
一方でスプリントパドルが苦手な人は、短距離の速いパドリングを繰り返したり、短距離の水泳などを繰り返すことで、乳酸の循環を促すトレーニングができます。それによってスプリントパドルで疲労しづらくなったり、疲労からの回復が早まることにつながります。
まとめ
サーフィンのパドリングはスキルの占める部分がかなり大きいのかなと思います。だからまずはきちんとしたパドリングのフォームを身につけることが重要だと思います。
そこからさらに改善していくのであれば、筋力をつけたり、持久力のトレーニングをしたりといったことに発展させていきます。
ちなみに僕自身はパドリングヘタクソですが、背中のパワーがあるので力技でパドルしてます。ただしスキルがないので海が荒れるとすぐ太刀打ちできなくなりますが。。
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