今回紹介する指導事例はランニングをしている女性です。
元々全く運動経験のなかった方ですが、ダイエットで始めたランニングが楽しく、マラソンのレースも年間5個以上参加するようになった方です。もっといいタイムを出すためにストライド(歩幅)を広げたいということでキノスラにいらしていただきました。
①左右のバランスを整える
ストライドとは関係ありませんが、この方は左右の足のつき方に少し違いがありました。
左足に外反母趾があり、接地の際に外側にぶれることが時々あったそうです。それによって左足の脛の外側からももの外側にかけてが貼りやすくなっていました。背骨周囲の緊張をとったり、前庭機能のエクササイズをしたりしてバランスを整えます
②下半身の蹴る力を鍛える
長距離ランナーの方に多いですが、意外にも脚の筋肉が少ないことがあります。
ストライドを広げるためにはある程度強く蹴って前に進む力を強くする必要があります。そのためにトリプルエクステンションに関わる筋力をトレーニングしていきます。この肩の場合は、ランジやルーマニアンデッドリフトというトレーニングを積み重ねていきました。
③下半身のパワーを鍛える
筋力を鍛えるだけでなく、瞬発的な要素を鍛えることでランニング時に力が発揮されやすくなります。
筋トレしてもなかなかパフォーマンスが変わらないといっている方はもしかしたらスピードを含めたパワーの発揮のトレーニングが足りていないかもしれません。ジャンプしたり、スキップしたりしてパワーを向上させていきます。
結果
数ヶ月のトレーニングの後、実際にレース中の歩数が減ったとおっしゃっていました。何より「体が前に進む感じがすごいある」と、レース前の練習から驚かれていました。一番トレーニングを継続して実感していたのは怪我をしなくなったこと。毎年どこかしら痛めていたのに今年はそれが全然なかったと喜んでいました。
コロナでレースがことごとくなくなり、つまらない思いをされていましたが、ようやくマラソン界ももとに戻りつつありますね。
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