骨の役割
骨はなんのためにあるのかわかるかな?
考えたこともなかったな。体を支えるため?
そう、骨がないとタコのように潰れて形をなさなくなってしまうね!人間の体にはおよそ200個もの骨があり、それぞれが連結して体を支えているよ。
200個!?そんなにたくさんあったのか!
骨の役割はそれだけじゃない。他にも、
- 体を動かす起点になる
- 内臓や脳を守る
- 血液を作る場所
- カルシウムを貯蔵する
などの役割があるよ。
内臓や脳を守るっていうのはわかるけど、体を動かす起点ってどういうこと?
体を動かす役割を担っているのは筋肉だ。筋肉は伸び縮みすることで体を動かしている。そして筋肉は骨にくっついていて、骨を動かすことで体を操作しているんだ。
筋肉だけじゃくっつく場所もなければ、動かす対象も無いってことか。
その通り!骨があるからこそ人間は歩いたり、ものを握ったりすることができるんだよ。
骨の目印
解剖学を勉強していくと、「結節(けっせつ)」や「窩(か)」なんて言葉が出てくる。これは骨の部位を示す言葉なんだ。
骨の部位ってなに?
ひとつの骨でも端っこがあれば真ん中がある。そしてでっぱったり、凹んだりしているところがある。そういうところを説明しやすくするために名前がついているんだよ。
骨の中でもさらに細かい場所の名前ってことか。
その通り。地名と一緒で、都道府県から始まって、市や区、町や村があり、そこからさらに何丁目何番地まで絞っていくだろう?待ち合わせするときに神奈川で集合!って言っても誰も会えないよね。
確かに。でも骨の部位を細かく名前つけてたって使うことあるの?
いい質問だね!例えば筋肉が骨にくっつくことはさっき説明したね?その筋肉がくっつく場所が具体的にわかって無いと説明がしづらい。そんな時のために骨の部位に名前がついているんだ。
なるほどな。その骨の上の方、とか言っても人によって様々だからな。
そう。だから骨のでっぱりなどに細かく名前をつけることでそれを目印として使っているんだ。骨の目印のことをランドマークとも言ったたりするよ。トレーナーやインストラクターは体の表面からでもわかるランドマークは特に重要だよ。
ランドマークってたくさんあるの?覚えなきゃダメ?
ランドマーク自体は確かにたくさんある。だけど現場で使う言葉は限られているから、そこに絞って紹介していくよ。少しづつ紹介していくからゆっくり頭に入れていけば大丈夫!
ホッ。
次回は関節について詳しく見ていきます。そのままご覧ください!
コメント
[…] […]