【サーフィン】パドリングを速くするには?

こんにちは湘南平塚のプライベートジム、キノスラスポーツパフォーマンスの藤倉法隆です

今日はパドリングについてお話しします

サーフィンしてると波に乗っている時間よりパドリングしている時間の方が長いですよね。しかもパドルが速くないと波に追いつけなくてひたすらパドルすることになっちゃいます。そうなるともう波に乗りにきてるのかパドリングを楽しみにきてるのかわからなくなっちゃいますよね。

パドルが速くなれば、速い波でもサクサク追いつくことができるようになるし、今よりももっとたくさんの波にのることができるようになるはずです。そうなるともうサーフィンがめちゃくちゃ楽しくなっちゃいますよね。パドルの速さめちゃくちゃ大事です

ということで今日はパドルを速くするために2つのテーマに絞ってお話ししていこうと思います

  1. パドルを速くする引き算
  2. パドルに筋トレは必要か
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パドルを速くする引き算

まず一つ目のテーマですが、パドルを速くする引き算ということで、パドルのスピードを決めるのはざっくりと

「水をかいて進む力」と「進む時に起きる抵抗力」です。この2つの力のバランスが最終的にあなたのパドルの速さを決定しています。

パドルのスピード = 水をかいて進む力 ー 進む時に起きる抵抗力

水をかいて進む力っていうのは腕で水をかく力ですよね。この時の力が大きければ大きいほど進む速度は速くなります。

そして、進むときに起きる抵抗力っていうのは、例えば、サーフボードが受ける水の抵抗だとか、体にかかる水の抵抗です。

ボードに乗る位置が後ろすぎたりしてノーズが上がっちゃうと水の抵抗が増えるのは何となくわかりますよね。そういう水の抵抗が増えれば増えるほどパドルで進むスピードは遅くなります。

水の抵抗になり得るのは、今言ったノーズの上がり具合だったり、足を開いてたりするとそれも水の抵抗になってしまいますよね。あとはパドルする時の手の出し方とか、一番多いのはボードの左右のブレかなと思います。めいっぱいパドルするとサーフボードが左右にバッタバッタ揺れちゃう人いるじゃないですか、あれも水の抵抗を増やす原因になってますよね。

進む時に起きる抵抗の例…

  • ノーズが上がりすぎたり、下がりすぎたりしている
  • 足を開いている
  • 水への手の入れ方が悪い
  • ボードが左右にブレている

まとめると、パドルで早く進むためには、水をかく力を強くすることも大事ですけど、水の抵抗を増やしてしまう力を引き算していくってことが大事なわけです。この抵抗が大きいと、いくらパドル力を鍛えてもパドルは速くならないです。

言ってしまえばブレーキガンガンに握ったまま自転車漕いでるようなものなんでそれは速くならないですよね。

だからまずパドルを速くしたいというのなら、パドルで進むにあたって抵抗になる部分っていうのをいかに引いていけるかってことですね。

一度自分のパドルを振り返ってみて、抵抗になってる部分がないかチェックして改善してみてください。改善できれば今よりももっともっと楽にパドルが速く進むようになるはずです

パドルに筋トレは必要か

2つ目のテーマはパドルに筋トレは重要かってことですね。パドルを速くするためにパドル筋を鍛えるってまあよく聞く言葉ではあると思うんですけど、同時に筋トレでパドルは速くならないってご意見も多々聞くんですよね。

あなたはどう思いますか?

ここに大きい板と、小さい板があります。

どちらで水をかくのがスピードが速そうですかね?当然大きい板ですよね。こちらの方がたくさんの水をかくことができるから、より多くの水を後ろに押し出すことができるのでパドルのスピードも早くなるわけです。

同時に大きい板で水をかくのってすごく力がいりそうじゃないですか?当然ですよね。たくさんの水を動かそうとするわけだからより力が必要になるのもこちらです。

何が言いたいかというと、力が弱い人は、手を無意識に細い板のようにして、水にあたる面積を少なくしてパドルしている可能性が高いってことです。

例えば、手のひらを細く使ったり、腕を深く入れないようにして、水の抵抗を減らしたりしてるわけです。これでも確かに水をかくことはできるんですけど、効率はあんまり良くはないです。

力が強い人は、指をちょっと開いて、ズボッと水に腕を入れて、水にあたる面積を大きくして、たくさんの水をガッとかくことができます。だからパドルでも早く進むことができます。

そう考えると、最初の話に戻りますけど、パドルをはやくするのに筋トレって有効なんじゃないかなーと思えますよね。

筋肉っていうのは車でいうエンジンです。もちろんエンジンの小さい車もちゃんと走ってくれます。でもエンジンが大きい車のほうが速く走れますし、無理も少ないです。

筋トレしないで、小さいエンジンでゆったり進むのももちろんありだと思います。そういう楽しみ方もサーフィンには全然あると思います。でも、

いや私はもっとガンガン波に乗りたい、パドルも速くしたいっ!

ていうのなら、筋トレをするのも一つの手ですよね。

まとめ

というわけで今日はパドルを速くする引き算と、パドルに筋トレは必要かということについてお話ししてきました。

なんだかんだ言ってパドルを速くしたいって僕のところに相談しにきてくれる方ってたくさんいます。みなさん気になるところなんだと思います。だからまずは水の抵抗を減らせるところを探してロスを減らすってことと、パドルの技術を磨くことが大事です。それでまだ満足できないのなら筋トレしてパドル力を強くするのがいいと思います。

ちなみに僕はパドルたいしてうまくないんで、筋トレしまくってパワーでカバーするタイプです。こういうタイプは技術が伴ってないんでロスが多くて疲れやすいっていうデメリットがあるのでまずはパドルの練習をして技術を高めることをおすすめします笑

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