以前「関節の仕組み」について勉強したね。今回は「関節の動き方」について詳しく勉強していこう!
関節によって動き方が全然違うからややこしそうだな
人の体には68個の関節があると言われているよ。それを一つ一つ覚えていくと大変だけど、前回勉強した「運動面」で考えるとスッキリ整理して学ぶことができるんだ!
関節の動き方を知る
関節の動きってどんなのがあるの?
基本的な関節の動かし方は全部で6つだけだよ!
え!?そんなに少ないの?なんだ、意外に簡単じゃん!
そうでしょう?6つの動きとは、
- 屈曲(くっきょく)
- 伸展(しんてん)
- 外転(がいてん)
- 内転(ないてん)
- 外旋(がいせん)
- 内旋(ないせん)
の6つだよ。
むむ、漢字だらけで意外とややこしいぞ
簡単さ!
実際の動きを「運動面」に当てはめながら見ていこう
関節の動きを運動面で見てみる
矢状面
まずは矢状面から見ていこう。覚えているかな?
矢状面は体を左右に分けるように存在する運動面だったかな?
その通り!
矢状面上の運動は、屈曲と伸展があるよ。
屈曲は「関節の角度が小さくなるように動く運動」のこと。伸展は反対に「関節の角度が広がるように動く運動」のことだ
肘でいうと、力こぶを作る動きが屈曲で、その反対が伸展てことかな?
正解!
関節を中心に矢状面上を骨が動く動きを、屈曲と伸展と言うんだ!
前額面
次は前額面だね。これは体を前後に分ける面のことだったね。
スターウォーズのハンソロで覚えているよ
前額面の動きは外転と内転だ。
外転は「体の中心から離れていく動き」。内転は「体の中心に向かっていく動き」だよ。
足を真横に上げるのが外転でそこから閉じるのが内転てこと?
そうだね。その動きは股関節の外転と内転と言うわけだ。
関節を中心に前額面上を骨が動くのが外転と内転だ!
水平面
最後は水平面だ。これは体を上下に分割する面だったね。
水平面の動きは外旋と内旋だ。
体を上下で分割する水平面で動く動作ってイメージつかないなあ
そうかな?じゃあ肘を曲げて「小さく前ならえ」をしてごらん。
肘の位置は固定したまま手で扇ぐように肩を回してみて。肘から下はどんな動きをしたかな?
あ!確かに腕が水平面上を動いてる!
わかったかな?
指先が外側に動いていく動きが外旋で、内側に動いていくのが内旋だ。この場合は肩関節の外旋と内旋だね。
外旋と内旋は他にどんなのがあるの?
立った状態でつま先を内側に向けるように股関節を回すのが内旋だ。つま先を外に向けていくのが外旋だよ。
なるほど。ようやくイメージがついたよ
関節を中心に水平面上を骨が回転していくのが外旋と内旋だね。
関節によってはこの6つ以外の特別な動き方があるよ。次回以降関節ごとに動きを見ていこう!
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