ゴルファーのための股関節ーヒップヒンジとはー

こんにちは!スポーツを頑張る人のトレーナー藤倉です。

ゴルフのスイングで股関節を使うというのがよくわからない

飛距離を伸ばすためにもっと下半身の力を使えるようになりたい

こんな悩みを抱えていませんか?ゴルフの雑誌とかを見ていると股関節をうまく使うことが飛距離を伸ばすコツだと言われています。だけど多くの人が股関節をうまく使うどころかどうすればいいかもわからないといった状況だと思います。

今回はゴルフのスイングで股関節を3分で使えるようになる方法をお伝えしようと思います。

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スイングで股関節を使えるようになるには「ヒップヒンジ」を覚えるだけ

実は股関節を使えていない人ってほぼ全員が「ヒップヒンジ」ができていません。

反対にいうとプロのゴルファーや、アマチュアでもゴルフが上手な人はヒップヒンジがきちんとできています。

では「ヒップヒンジ」とは何か。ヒンジというのはドアについている蝶番のことですが、ヒップヒンジは股関節を蝶番のように使うことです。

この股関節の使い方ができていない人は、腰を丸めるようにしてアドレスしてしまいます。そうなると動きの起点が腰の骨になり、満足に股関節を使うことができません。

ヒップヒンジが重要な理由

その1:お尻の筋肉が使える

スイングで股関節を使えるようになる最大のメリットは「お尻の筋肉が使える」ことです。お尻の筋肉は人間の体の中でも最大級に大きい筋肉で、出せるパワーもとても大きいです。このパワーをスイングに生かさない理由はないですよね。

ヒップヒンジをすることによってお尻の筋肉に緊張が生まれ、スイングで使われやすくなります。だからヒップヒンジが重要なわけです。

その2:体幹部の反発力が使える

ゴルフのスイングで「捻転差」が大事!ってよく言われますよね。上半身と下半身の捻転差、すなわち肩のラインと骨盤のラインのねじれの差によって体幹部が引っ張られます。ダウンスイングの際にその引っ張られた体幹部の筋肉がゴムのように縮むことでパワーが生まれます。

ヒップヒンジができていると、骨盤が前傾するので体幹部がより強く引っ張られます。つまりゴムと一緒で、強く引っ張られることで体幹部の筋肉の反発力がより強く使えるようになるということです。

その3:ヒップヒンジができていないと腰の動きに頼ってしまう

ヒップヒンジができていないと、アドレスしたときに上半身を前傾させるために腰を丸めてしまうことがあります。

腰を丸めると、前傾した上半身の重さを腰の筋肉が支えることになります。本来は背中全体や足の筋肉も使って支えていたものが腰だけで支えることになるので負担は増えて腰痛につながる可能性もあります。

また、スイングの際に下半身から伝わる力が腰が丸まっているせいでうまく伝達できなくなります。丸まった腰がクッションになって上半身に力を伝えづらくなってしまうのです。

以上のことがヒップヒンジが重要な理由です。反対に言えば、ヒップヒンジを覚えれば、お尻や体幹部の力を使いやすくなってスイングスピードが向上する可能性があります。さらに腰痛で悩んでいる人は原因が解消されるかもしれませんね。

ヒップヒンジを覚えよう!

あなたはヒップヒンジできている?

それでは実際にヒップヒンジができているかチェックしてみましょう。鏡に対して横向きに立ってアドレス姿勢を取ってみてください。

骨盤の傾きと腰のカーブをみてください。骨盤は前に倒れていて、腰の部分は丸まらずに真っ直ぐをキープできていれば、ヒップヒンジができている可能性が高いです。

一方で、骨盤が前に倒れずに腰が丸まっていたり、そもそも上半身があまり前傾せずに膝を深く曲げてアドレスをとっている場合はヒップヒンジができていない可能性はかなり高くなります。

ヒップヒンジを覚えよう

もしできていなかったり、できているか怪しい場合は次のことを試していただきます。

真っ直ぐに立った状態で、股関節の前に手を当てます。そのままアドレス姿勢を取ってみます。その時に手が股関節で挟まれる感覚がありますか?手が挟まれる感覚がないということは残念ながらあなたのアドレスはヒップヒンジができていないと思われます。

今度は股関節に手を当てたままその手を挟み込むように骨盤を前に倒してみてください。

コツは、

  • お尻を斜め後ろに突き上げるイメージで骨盤を前に倒す
  • 腰はまっすぐフラットなままを意識
  • 膝を曲げずに体を前傾させる

というイメージでやってもらえるとうまくいくと思います。

どうでしょう?手が股関節で挟まれる感覚がわかりましたか?

すると同時にもも裏がピンと突っ張る感覚があるかもしれません。それがあれば骨盤はしっかり前傾できているかと思われます。体が柔らかい人は感じないかもしれないのでその場合は鏡で横から見て

  • 腰が丸まっていないか
  • 手が挟まれているか
  • 膝が曲がりすぎていないか

を確認してみてください。反対に体が硬すぎて前傾できない人は軽く膝を曲げてみてください。あくまで「軽く」です。15度から30度くらい曲げればもも裏のつっぱりが取れてしっかり前傾できるかと思います。

アドレス姿勢を取るときはここまで体を倒しませんが、股関節の使い方は一緒です。この股関節の使い方を意識してアドレス姿勢を取ってみます。それがヒップヒンジを生かしたアドレス姿勢です。

ヒップヒンジは股関節を使ったスイングの第一歩ですが、これができればかなり股関節の動きをスイングに活かしやすくなるはずです。

まとめ

アドレスの際の股関節の使い方のイメージがつきましたか?

股関節が使えていない人はほぼ全員骨盤が前傾できていません。つまりヒップヒンジができていないということですね。だからまずはヒップヒンジを習得して、無意識でも骨盤がしっかり前傾できるように練習してみてください。

まずは股関節に手を当てて挟み込むことから。たったそれだけでも股関節を使ったスイングがやりやすくなるのでまずは試してみてください。

もっと股関節の使い方について知りたい方へ

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