その筋トレ、スポーツのため?見た目のため?

みなさんこんにちは!藤倉です。

みなさんがトレーニングをする目的ってなんですか?このブログを見てくださっている方の多くがスポーツのパフォーマンスを向上させるためにやっているんじゃないかなと思います。ただもしかしたらあなたのトレーニング、スポーツには役立たないトレーニングしているかもしれません。

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目的によってトレーニングの仕方は変わる

ひとくちに筋トレやウェイトトレーニングと言ってもその目的やゴールとするところは千差万別、人によって異なります。健康増進なのか、スポーツに生かしたいのか、かっこいいカラダを作りたいのか。目的が違えば当然そこに至るまでのやり方は変わります。

どれくらい違うかというと、スポーツのためのトレーニングといわゆるボディメイクと言われるカッコイイカラダを作るためにやるトレーニングは正反対と言っていいくらいそのやり方が違います。詳しく見てみます。

スポーツのためのトレーニング

スポーツのパフォーマンスを向上させるためのトレーニングはスポーツの動作を向上させるためにやる補助的なものです。一週間時間があるとしても競技の練習に多くの時間を割きますので純粋にトレーニングに割ける時間は少ないです。ですからまず効率が重視されます。効率の重視されたトレーニングでは、一つの種目に多くの意義を詰め込むことも多々あります。

また、競技練習に影響が出るようなやり方も避けるべきです。激しく筋肉痛が起きたり、部分的に疲労していたりして動作がアンバランスなものになることがあるからです。

トレーニングの実施もスポーツの動作を向上させるために行うため、「動きを鍛える」ということにフォーカスされます。これが後述するボディメイクのためのトレーニングとの大きな差かと思います。

ボディメイクのためのトレーニング

ボディメイクとは、ボディビルディングや、フィジークなどに代表される、体の見た目にフォーカスしたトレーニングです。モデルの方や芸能人の方が行なっているものもこちらに分類されるでしょう。それにしたがってテレビやSNSでよく目にするのも体の見た目にフォーカスしたものが多いように思います。

目的が見た目である分、メインは筋肥大やアイソレーションに重きが置かれます。筋肥大とは筋肉の大きさを大きくすること。アイソレーションは筋肉を単体で見て鍛えるやり方です。

筋肉を見た目で考えた場合、例えば肩を際立たせて大きくしたい、くびれを作りたいと言ったニーズになりますから、部分的に鍛えることでよりメリハリのある見た目に近づけるというわけです。

そのためトレーニングの実施も部分的に「追い込む」ようなトレーニング理論が多く、「筋肉を鍛える」ということにフォーカスされます。

両者を比較する

以上がそれぞれのトレーニングの特徴ですがもう少し比較してみてみます。

種目の選択では、スポーツの方は効率を重視して一度に複数の部位を鍛えたいために複数の関節を動かすような種目が多く、フリーウェイトと呼ばれるバーベルやダンベルを用いる種目が多くなります。対してボディメイクでは一つの筋肉をオールアウトと言って疲労しきるまで反復するために一つの関節しか動かない種目を多く取り入れます。さらにトレーニングマシンを使うことで姿勢を維持するような筋活動も抑えられるため、より一つの筋肉に集中することができます。

スポーツのためのトレーニングではプライオメトリックスと呼ばれる筋肉をバネのように使うトレーニングも取り入れられます。スポーツ動作ではほとんどが爆発的に筋力を発揮する必要があるためです。

対してボディメイクでは爆発的に筋力を発揮する必要性は低いです。なのでプライオメトリックスという形で行うことは少ないですが近い動作でチーティングや反動といった同じく筋肉をバネのように使うことで、疲労しきって上がらなくなった時にさらに追い込むことをよく行います。

以下にまとめてみます。


スポーツのためのトレーニングボディメイクのためのトレーニング
鍛える対象動き筋肉
種目の選択・一度に複数鍛える
・複数の関節を使う種目
・部分的に鍛えるものが多い
・単関節種目も多い
使用機材フリーウェイトがメインマシンも多用
一度のトレーニングで体全体に刺激を入れる分割して刺激をいれる
反動を使う目的スポーツ動作に転移させるため積極的に利用より筋肉をオールアウトさせるために利用

表にするとどうしても限定的になっていますがスポーツのトレーニングでも単関節種目を行いますし、ボディメイクでもフリーウェイトを使います。割合的に表のような内容であることが多いといった感じです。

まとめ

以上のように比べてみると違いがよくわかります。トレーニング手法がここまで違うと、最終的な結果ももちろん大きく異なります。あなたがやっているトレーニングが目的と違っていたら、得られる結果も変わってきてしまいます。

今一度自分のトレーニングプログラムを振り返って、自分の目的と合致したもので構成されているかみてみるのもいいかもしれませんね。

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