骨盤のポジションてなんだ!? 解剖学 2019.09.01 みなさんこんにちは、藤倉です。8月も終わり、気候も秋めいてきましたね。だいぶ外に出るのが苦ではなくなってきた感じがします。ところで、みなさんはスポーツをされている時、自分の骨盤がどうなっているか気にしたことはありますか?人間の骨盤のポジションは「前傾」と「後傾」のふたつあります。 スポンサーリンク 目次 骨盤の「前傾」と「後傾」とは?骨盤のポジションの見分け方骨盤のポジションが身体にどう作用するか 骨盤の「前傾」と「後傾」とは? まず、前に傾く「前傾」ですが立った状態で、腰をそらしてお腹を前に出し、お尻を後ろに突き出す格好になった時、骨盤は前傾します。反対に、立った状態で、背中を丸め、お尻を前に向かって突き出すようにすると、骨盤は後傾します。椅子にぐでーんと座った姿勢が骨盤後傾といった方がわかりやすいかもしれません。ちなみに日本人は床に座る文化の影響で骨盤は後傾している方が多いと言われています。骨盤は前傾しすぎると、腰がそってしまい、腰の骨が後ろでぶつかってしまい、腰痛を引き起こす恐れがあり、後傾しすぎると、腰の筋肉が伸ばされてしまい、疲労を起こしてまたまた腰痛を引き起こす恐れがあります。また、骨盤が後傾していると、上に乗っている背骨は丸まってしまうので、猫背に近い姿勢となり、多くのスポーツにはあまり向かない姿勢と言えるかもしれません。 骨盤のポジションの見分け方 骨盤のポジションは、前傾しすぎず、後傾しすぎず、ニュートラルな状態を保つことが大事と言われています。では、自分の骨盤がどうなっているのか、確かめる方法はというと、壁にかかとと背中をつけて立ち、腰と壁の間に手を入れてみます。腰の間に手がスポスポ入ってしまうなら骨盤は前傾しています。反対に後傾している人は、壁に背中とお尻、かかとをつけて立とうとすると、お尻か、かかとが壁から離れてしまいます。無理に壁に近づけようとすると、腰をそるようにしないと、壁にはつかないです。そして、ニュートラルな骨盤のポジションにある人は、背中、お尻、かかとは壁についた状態で、腰と壁の間に指が少し入る程度と言われています。その状態であれば、腰が過度にそりすぎることなく、筋肉に負担はかかりづらいです。 骨盤のポジションが身体にどう作用するか 骨盤が前傾していくと、腰の骨はどんどん反っていきます。さらに足は内股に近づき、膝が内側に入っていき、体重は、足の裏の内側に乗っていくようになります。膝が内に入りやすい状態で走り回ると、膝の怪我をするリスクが高まります。骨盤が後傾していくと、腰の骨は丸まり、足はガニ股になっていきます。するとつま先は外を向き、体重は足の裏の外側に乗るようになります。この状態では、猫背により、肩周りの怪我のリスク、腰の疲労、足首の捻挫のリスクが高まります。骨盤のポジション一つでここまで各部位に影響を与えてしまいます。骨盤のポジションと身体の関係に関してはまた稿を改めるて書きたいと思います。
コメント