ゴルフのためのパワートレーニング【飛距離アップ】

golf woman

皆さんこんにちは!藤倉です。今日はこんなお悩みにお答えします。

ゴルフのスイングでパワーが少ないって言われたよ。パワーが上がれば飛距離も伸びるのかな?トレーニングの仕方も教えて!

ゴルフでは飛距離と正確性が求められますよね。それらを手に入れることができればあなたのゴルフはレベルアップすることは間違いないと思います。今回はショットの飛距離と正確性を向上させるパワーというものについてみていきたいと思います。

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ゴルフと筋パワー

ゴルフというスポーツはことドライバーではアドレスから始まり、バックスイングからクラブを振り下ろし、ボールをインパクトし、フォロースルーを経て動作を完了します。

クラブを振りおろす速度は50m/sにも及ぶと言われています。50m/sというと時速180kmですから、かなりの筋力を発揮しないとこれは達成できないということは容易に想像がつきます。

さらにクラブヘッドスピードはそのままボールの飛距離に影響します。研究によってヘッドスピードが5.3km/h向上するとティーからの飛距離が10~15m伸びることがわかっています。つまりクラブを素早くふれるほどボールを遠くに飛ばすことができるというわけです。

ゴルフは少ない打数でカップを狙う競技ですからボールを遠くに飛ばす能力は勝つことに直結する能力と言えます。

ゴルフのスイングのように速度を伴った力の発揮はパワーと呼ばれています。パワーとは力と速度の掛け算で、どちらかが大きいだけでは大きなパワーは発揮できません。力と速度が備わって初めて大きなパワーすなわち速いクラブヘッドスピードが出せるのです。

ですからゴルフのトレーニングにこのパワーのトレーニングは必須だと言えます。

  • 飛距離を伸ばすにはスイングした時のクラブヘッドのスピードを速くする
  • 速度を伴った力を発揮のことをパワーという
  • パワーは力と速度の掛け算
  • 飛距離を伸ばすにはパワーを高める

ゴルフでのパワーはどうやったら高まるのか

パワーは力と速度の掛け算という話をしましたが、どうすればこれらが向上するのでしょうか。

力というのは筋力と言い換えることができますが、筋力の向上はウェイトトレーニングなどによって筋肉を大きくしたり、神経系の改善によって発揮できる筋力を向上させることで達成できます。

また、大きな力を発揮できたとしてもクラブを振り下ろす短い時間の中でより強力な力を発揮できなければ意味がありません。筋肉というのは力の発揮までに時間がかかるもので、より大きな力を発揮しようとするとある程度時間がかかってしまうのです。

ですがトレーニングの蓄積によってその時間を短縮することが可能です。さらに高速で大きな力を発揮する能力も必要になります。ウェイトトレーニングで高い重量を上げようとするとどうしても動作は遅くなってしまいます。それではスイングスピードを向上させることはできません。より速い動作で力を発揮する能力を鍛えます。

まとめると、パワーを向上させるには

  • 筋力
  • 大きな力を発揮できるまでの時間
  • 高速で力を発揮する能力

の3点を向上させる必要があります。

具体的なトレーニング例

それでは具体的にどんなトレーニングを行うか見ていきましょう。

下半身のパワートレーニング

まずはじめに下半身から見ていきたいと思います。以前書いたブログでも紹介したように床反力をクラブに伝えることで力強いスイングが達成されます。ですから地面を力強く押す下半身のパワーが必要不可欠なのです。

バックスイングの際重心は後ろ足の方に移動します。それからダウンスイングとともに重心は前足の方に移動するわけですが、トレーニングにおいても後ろ足で地面を蹴って生じた床反力を素早く前足に移行させる能力を向上させることが重要です。

1.Side to side jumps

両足で横方向へのジャンプを行います。まずは動画のように連続で行わず一回一回止まって、安定してきたら連続で行ってみてください。

2.Singe leg side to side jumps

段階を上げて片足で蹴り出し、片足で着地します。動画では太ももにバンドをつけてますがまずは無しでやってみるといいと思います。

ふたつのエクササイズで共通して大事なことは蹴る時と着地する時体勢が崩れないように保持することです。大きく体勢が崩れるようなら跳ぶ距離を短くして行い、より綺麗な姿勢で跳ぶことを意識してください。

上半身のパワートレーニング

ゴルフスイングの際上半身は、下半身の横方向の動きを水平に回旋させる動きに転換させる役割を担っています。ですから下半身の力を使いつつ上半身の回旋のパワーを発揮させるようなエクササイズを見ていきましょう

1.Medicine-Ball Rotational Throw

後ろ足で地面を蹴って上半身をひねりつつボールを投げます。持っているボールはメディスンボールといって重りの入っているボールでパワートレーニングにはよく使います。動画では真横から真横へ投げていますが初めは前方へと投げて慣れてきたらより回旋の強い真横へと段階を上げてみてください。

大事なことは背中が丸まらないようにすることと後ろ足でしっかり地面を蹴ることです。また、ゴルフでのスイングと同じ方向の回旋だけでなく反対側もやることで怪我の予防につながります。

まとめ

ここで紹介したパワートレーニングはほんの一例です。それぞれの改善点や向上したい点に合わせて様々なメニューを組むことが可能です。

また、強度は高いトレーニングとなるので回数や頻度はコーチやトレーナーの方の指示を仰ぐのがいいと思います。なんにせよまずはしっかりと筋力をつけることから始まります。これ無しにはパワーは生まれないので基礎的なトレーニングで適切な筋力と柔軟性、体の動かし方を身に付けることが重要かと思われます。

コメント

  1. […] […]