筋トレすると「変な筋肉のつき方」しちゃう!?

こんにちは!湘南平塚のパーソナルジム キノスラの藤倉です。

先日海でぷかぷか浮いていたら、サーファー同士でこんな会話をしているのが聞こえてきました

最近サーフィンのために筋トレ始めたんだよー

筋トレやると変な筋肉のつき方するからやめた方がいいよ

変なつき方?じゃあやめとこっかな

Why,Japanese people!!??

変な筋肉のつき方ってなに???

というわけで今日はトレーナー目線で筋肉についてお話ししていきたいと思います。

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筋肉ってどうなってんの?

筋肉は、骨を動かす骨格筋と心臓を動かす心筋、内臓を動かす平滑筋と3種類の筋肉が存在します。今回話題に上がってるのは骨を動かす役割を持つ骨格筋ですね。骨格筋は骨を動かすのが役割なので骨に付着しています。関節を跨いで2つ以上の骨にくっついているので筋肉が縮めば、骨同士が引っ張られ骨を動かすことができるというわけです。

人間は世にも珍しい「直立二足歩行」を取り入れた生き物です。筋肉もその歩行の仕方に合わせて順応してきました。それがこちらです。

ほぼ全ての人類は皮膚と皮下脂肪を取り除けばこのような状態になります。筋肉がどこからどこまでついていてどのように走行しているかは万人共通です。なぜならそれが効率化を図って進化してきた結果だからです。

上腕二頭筋はこんな風についてるし、

腹筋はみんなこんな形してます。

筋トレすると筋肉はどうなる?

さて、では問題の筋トレについて。

筋肉はなんらかの負荷を受けるとそれに適応しようとします。適度な量の負荷がかかれば、筋肉の断面積が増えたり(筋肉が太くなる)、筋肉が発揮できる力が大きくなります。これらが筋トレを行なった結果起こることです。

そして大きくなった筋肉は、筋トレをやめれば不要なものとしてどんどん小さくなっていきます。だから使われない筋肉は勝手に萎縮していくのです。

「変な筋肉のつき方する」とは

さて、本題に戻りますが、「変な筋肉のつき方する」というのはどういうことなんでしょうか。先ほどもお話しした通り、筋肉の形やついてる場所などは万人が共通です。筋トレをすることでそれらが変化することはありません。

だから筋トレして変な風に筋肉がついてしまう、ということは基本的に起こりません。また、筋肉はすごーく頑張ってトレーニングしないと発達もしてこないので筋トレによって歪な体型になってしまう、ということも基本的には心配しなくて大丈夫です。

では、筋トレがスポーツにとってメリットしかもたらさないのか、というとそうでもありません。

例えば、スクワットをもも前の筋肉にフォーカスして繰り返したりすると、ジャンプやダッシュの時にもも前の筋肉が強調されて本来使うべき体の背面の筋肉がうまく使えない、といったことが実際にあります。

また、ゆっくりしたスピードでトレーニングを継続し続けることで、素早く筋肉を収縮させることが苦手になってしまい、速い動作がしづらくなってしまう、ということが起きることもわかっています。

このように確かにトレーニングがスポーツに悪い影響を与えることはあります。ただ、トレーニングをすることによるメリットもたくさんあります。怪我の予防だったり、スポーツにおけるパワーを向上させたりといったことはトレーニングによって受けられる大きなメリットです。

だから、始めはきちんと専門知識のあるコーチやトレーナーにトレーニングを教わることが重要であるといえます。そうすれば、筋トレによってスポーツに悪影響が出るということは回避できる可能性が高いです。

筋トレを「すること」が悪いのではなく、筋トレの「やり方」に間違いがあることがいけないのです。

筋トレはきっとあなたのスポーツライフをより良いものにしてくれるはずです。

よかったらこちらの記事も見ていただけると新しい意識が芽生えると思います。

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